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京都カクテルバー&ラウンジ(Cocktail Bar & Lounge)は、お洒落で美味しいお勧めのカクテルや、お酒が飲める(烏丸、河原町、木屋町、先斗町、祇園、京都駅周辺)界隈のお店(バー&ラウンジ&パブ)をご紹介しています。飲み会/パーティー/宴会/忘年会/新年会の二次会などにいかがですか。
京都カクテルバー

カクテルが飲める京都のバー&ラウンジ

History of cocktail(カクテルとは)

「カクテル(Cocktail )」と聞いてまずイメージするのは、小さな逆三角形のグラスに入ったアルコール飲料ではないでしょうか。これは狭い意味でのカクテルとしては間違いありません。しかし、広い意味でのカクテルとしてとらえると、お酒、果汁、炭酸飲料など2種類以上の材料を混ぜ合わせた飲み物、すなわちミックスドリンク全てをさします。ですから、最近人気のバーボンのソーダ割りもカクテルの一種になり、また、熱いコーヒーにブランデーやウイスキーで香りをつけたものもカクテルです。その他にもソフトドリンクどうしを混ぜ合わせたノンアルコールのカクテルなど、さまざまなバリエーションがあります。 このように、カクテルとは必ずしもバーなどでしか飲めない特別のものではなく、家庭をはじめ、日常のいろいろな場で楽しむことができるものなのです。

カクテルの歴史

カクテルが、基本的に「お酒に何かを混ぜ合わせたもの」とするならば、カクテルは紀元前のローマ帝国においてすでに飲まれていました。古代ローマ人達は、当時の苦くて渋いワインに、海水や石灰、松ヤニなどをいれて飲んでいたようです。もちろん、彼らはカクテルを飲んでいるという意識は無かったでしょうけれども。そして、その後の歴史の中で、さまざまな飲み方が考え出されていきました。たとえば、古くから飲まれているもので、現在でも広く飲まれているパンチ類。このパーティーなどで飲まれるパンチは、17世紀半ばのインドで始まり、当時駐在していたイギリス人にも広まったようです。その他、体を温める飲み物として、クリームやミルクを使ったホットカクテルなど、TPOに合わせて飲み方が工夫されていきました。
しかし、カクテルがカクテルとして認識され現在の形に近づいたのは、製氷器が発明され、氷がいつでも使えるようになった1880年頃からです。また、各国の交流が活発になったこの頃には、日本においても鹿鳴館でカクテルが提供されていたようです。
ちなみに、現在人気のカクテルがいつ頃できたかというと、ドライマティーニは、その原型が1850年頃、ギムレットが1870年頃、ジンフィズが1890年頃です。また、1950年には、ミキサーの普及により、フローズンスタイルのカクテルが飲まれ出しました。

カクテルの飲み方

カクテルを飲んでみたいけれど、正式な飲み方がわからない、という声はよく聞かれます。お酒はし好品ですから、自分の好きなスタイルを見つけて飲むのが一番よいのですが、少しばかり心得ておきたいルールはあります。
一般に「カクテル」をイメージするのは、ドライマティーニなどのショートドリンクでしょう。これは、主にカクテルグラスに注がれ氷が入らないことから、時間をかけて飲むものではなく、理想的には5分以内、長くても10分以内で飲むことをお勧めします。ですから、グラスを持つときもなるべく中身を温めないよう、足の部分を持つようにします。また、このショートドリンクにはオリーブやチェリーなどがデコレーションされていることがあります。これはお酒との味のバランスを考えて使われているもので、お酒を一口、二口飲んだ後に食べるとよいでしょう。
次にフィズ、ハイボール、スリングなど、大きめのグラスに注がれるロングドリンクがあります。これにはマドラーが添えられていることがありますが、これはシンガポール・スリングやテキーラ・サンライズのように沈んでいるリキュールやシロップを好みの甘さに混ぜ合わせたり、ジンリッキーやカイピリーニャのようにライムやレモンをつぶして酸味を調整するために添えられているものです。マドラーは必要の無いとき、コースターの上などに置いておくとよいでしょう。
このほか少し変わったカクテルに、フローズンスタイルのものがあります。これにはストローが2本添えられていたり、スプーンが添えられていたりと、お店によっていくつかの提供の仕方があるようです。ストローの場合は、2本一緒に口にして飲んでください。これは、吸いにくいフローズンスタイルゆえの心配りです。また、スプーンが添えられているものは、氷をたくさん使い硬めに仕上げられている場合です。このときは、かき氷を食べるようにスプーンですくって味わいます。
このようないくつかのルールのほかは、その場の雰囲気やカクテルに合わせ、自分なりのスタイルを見つけて楽しんでください。

食前酒・食後酒

食前酒はアペリティフあるいはアペタイザーと呼ばれ、ドライ・シェリーやベルモット、カンパリなどがよく飲まれています。喉を潤し、食欲を増すためのお酒ですから、あまり甘口のものは向きません。カクテルの場合は、アペリティフカクテル、プレディナーカクテルと呼ばれます。辛口のものには、有名なドライ・マティーニや、シェリーを使ったバンブー、また少し甘口のものには、カクテルの女王と呼ばれるマンハッタンや、近年人気のキールなどがあります。
一方食後酒はディジェスティフと呼ばれ、コニャックや甘口のポートワインなどが好まれています。お腹に満足感を与え、さらに消化を助けることが目的のお酒です。カクテルの場合は、アフターディナーカクテルと呼ばれ、ブランデーベースの物や甘口のリキュールを使った物がほとんどです。代表的な物に、カカオリキュールの甘い風味が優しいアレキサンダーや、アプリコット・ブランデーをベースにしたアフター・サパーなどがあります。
その他、深夜ナイトキャップとして楽しむミッドナイトカクテルがあります。甘口で、クリームや卵を使った物が多く、ポート・フリップやウィドウズ・ドリームなどがあります。

料理とカクテル

食事の際のお酒は、洋食にはワイン、和食には日本酒というのが一般的ですが、様々な素材を使って作る数多くのカクテルの中には、料理と共に楽しめるものがたくさんあります。アルコールの強いものや、甘みの強いものは食べ物の味を損なってしまいますが、それ以外のものは、何か料理にぴったりと合うカクテルがあるものです。
たとえば、食前酒として知られるシェリーベースのバンブーなどは、和食によく合うカクテルです。また、スパイスをたっぷり使った辛口のエスニック料理には、ベリーニやキール・インペリアルなど、少し甘口のシャンパンベースのカクテルが意外にマッチします。また、ローストビーフやチキンなどを使ったボリュームのあるサンドウィッチには、カンパリを使ったアメリカーノ、夏ならテキーラベースのT.N.Tなどが合います。
その他、白ワインベースのスプリッツアーや、さっぱりとした香りと風味のウォッカ・リッキーなどは、どんな料理とも合わせやすいカクテルです。
最近少しカジュアルなレストランでは、そのお店の料理に合ったカクテルを提供してくれる所もあるようです。
落ちついたバーで静かに飲む一杯だけでなく、おいしい料理と共に少しくだけてカクテルを楽しんでみてはいかがでしょうか。